ビジネス書大賞受賞「zero to one ~君はゼロから何を生み出せるか~」から学ぶ4つの逆の発想

ビジネス書大賞受賞「zero to one ~君はゼロから何を生み出せるか~」から学ぶ4つの逆の発想

ビジネス書大賞受賞~君はゼロから何を生み出せるか~から学ぶ4つの逆の発想

著者はピーター・ティール。世界最大のオンライン決済システムPayPalの共同創業者であり、Facebook、LinkedIn、SpaceXなど超有名企業へのアーリーインベストメントで著名な投資家だ。Paypalと言えば、日本でも有名なSpaceXのイーロン・マスクをはじめ、YouTubeのチャド・ハーリーら、LinkedInのリード・ホフマン、Yelpのジェレミー・ストップルマンなど、「ペイパルマフィア」と呼ばれるシリアル・アントレプレナーを多数輩出したことでよく知られている。偶然とは言えない彼らの成功のヒミツはどこに隠されているのか。ティールが母校のスタンフォード大学で行った講義録をまとめた本書には、ゼロから1を生み出す起業家の思考プロセスと、起業にかける熱い思いが込められている。

 

1.小さな違いを追いかけるより大胆に賭けたほうがいい

どんなスタートアップもはじまりは小さい。どんな独占企業も市場の大部分を支配している。だから、どんなスタートアップも非常に小さな市場から始めるべきだ。理由は簡単で、大きな市場よりも小さな市場を支配する方が簡単だからだ。最初の市場が大きすぎるとかもしれないと感じたら、間違いなく大きいと思った方がいい。

完全競争と独占

アマゾンやグーグルを例にとるといい。同じ分野で彼らに対抗できる企業はいない。独占企業は市場を支配しているために価格を自由に設定できる。

反対に、航空会社のような市場の大きな事業は、ライバルが多く、価格は需要と供給の一致で決まってしまうのだ。確かに事業規模は大きいが収益はグーグルの1000分の1だ。

つまり人と同じことをするな、というわけですね。

 

2.出来の悪い計画でも、ないよりはいい

「リーンであること」は手段であって、目的じゃない。既存のものを少しずつ変えることで目の前のニーズには完璧に応えられても、それではグローバルな拡大は決して実現できない。大胆な計画のない単なる反復は、ゼロから位置を生み出さない。成功を実現するための計画がないのに、どうやって成功するつもりなのだろう?スタートアップにおいてはインテリジェント・デザインこそが最適だ。とピーターは語る。アップルは、新製品を開発し、効果的に販売するための明確な複数年計画を描いてそれを実行した。1976年にアップルを創業して以来、ジョブズはフォーカス・グループの意見を聞かず、他人の成功を真似ることもなく、念入りな計画によって世界を本当に変えられることを証明した。

インテリジェント・デザイン

宇宙や自然界といったシステムは偶然生まれたのではなく、意図や目的をもつ「偉大なる知性」によってデザインされたとする理論

 

3.競争の激しい市場では収益が消失する

今日の企業価値は、その企業が将来生み出すキャッシュフローの総和だ。市場に似たような代替物がある場合、競争によって利益は吹き飛ぶ。今は稼げていたとしても、より、トレンディな場所に人が流れれば、今後数年でキャッシュフローは恐れく先細るだろう。そうならないために、ブランド・規模・ネットワーク効果・そしてテクノロジーのいくつかを組み合わせ、慎重に市場を選び、じっくりと順を追って拡大しなければならない。

 

4.販売はプロダクトと同じくらい大切だ

エンジニアの究極の目標は、「何もしなくても売れる」ようなプロダクトを作ることだ。でも現実のプトダクトについてそうだという人がいたら、嘘になる。妄想か売り込んでるかのどちらかだろう。差別化されたいないプロダクトでも、営業と販売が優れていれば独占を築くことはできる。よくある失敗はプロダクトのせいではなく、下手な営業のせいである。有効な販売チャンネルが一つでも手に入れば、ビジネスは成功する。私たちは販売のことなんて考えたくないと思っているだろう。しかし、誰もが売り込みに影響されるのだ。社員であれ、創業者であれ、投資家であれ。営業マンがいないとしたら、君自身がその営業マンになるしかないのだ。

 


ZERO to ONE 〜 君はゼロから何を生み出せるか

 

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